ささいなことにもすぐに動揺してしまいませんか?
いままでに 親や先生、友人たちから
繊細、泣き虫、神経質、臆病、引っ込み思案
などと言われてきて
自分でも
他の人と同じようにできない、
わたしはどこかおかしい、
あるいは、自分には人に隠さなければならない致命的な欠点がある
と心の中で思っている、ということはないでしょうか?
これを読んで”自分のことかも…”と感じたあなたは
もしかしたら、”HSP(Highly Sensitive Person)=とても敏感な人”かもしれません
HSPとは、『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(エレイン・N・アーロン著 講談社 2000年)の中で初めて紹介された、気質についての新しい概念です。アメリカではこの本が出版されるやいなやすぐに大ベストセラーとなり、ちょっとした社会現象にまでなりました。著者で、この概念の提唱者であるエレイン・アーロン博士の下には、HSPに共感した人たちから、さらに新しい本や、HSPのためのセラピー、講座を教えてほしいとの声が、次から次へと押し寄せたということです。
HSPとは、生まれつき敏感な神経システムを持っているために、刺激の強い環境では神経が圧倒されてしまい、疲れやすく、動揺しやすい一方、物事を深く経験し、創造的で、感受性が豊かで、素晴らしい才能を持っている人たちのことです。つまり「敏感」であることは、ある状況では長所になるのですが、ある状況では短所になってしまうのです。アーロン博士はこれを、”ひとつの”パッケージ”なのだと話しています。
アーロン博士は何千人もの人を対象に調査を行い、HSPが全人口のうち15~20%を占めていることを明らかにしました。そしてHSPは人が生まれつき持っている特性の一つであり、普通のことであり、決して病気や障害などではない、と話しています。ただ、社会では少数派なので、HSPの人たちは、環境によってはいくつもの生きづらさを抱えることになる、とも話しています。
”私たちの社会では、この特徴を持っていることはあまり良いことだと思われていません。あなたが子供の頃、親や教師たちは、敏感さがあなたの欠点であるかのように心配し、あなたがそれを「乗り越えるよう」手助けしてくれたかもしれません。大人になってからも、あなたはしっくりくる仕事や人間関係、人生に対する確固たる自信がなかなか持てないと悩んでいるのではないでしょうか。
……この本を読むことで、新しい自分の理想の姿、つまり、社会によって押しつけられたものでなく、あなたが個人的に理想とする姿を見つける助けになるでしょう”(『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』より)
HSPとは、これまでの不名誉なレッテルをはがし、わたしたちが、その繊細さや敏感さに誇りを持つための新しい呼び名です。最近HSPのことが日本でも知られるようになり、いくつかの本や、HSPを対象としたカンセラーの人たちも現れてきました。このHSPルームは、HSPの人たちが、安心して、好きなだけ、自分のことを考えたり、見つめたり、そして他のHSPの人たちと出会える場所にしたいと思って、作りました。まだ日本では紹介されていない、アーロン博士が考案したHSPのためのワークも紹介しようと思っています。
もしあなたが自分もHSPかな、思ったら、このサイトにあるHSPテストをやってみてください。
そして、もっとHSPのことを知りたいと思ったら、以下のサイトや本にも触れてみて下さい。あなたがこのサイトをきっかけにして、新しいあなた自身と出会えることを願っています。
アーロン博士の書いたHSPの本:
- 『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(エレイン・N・アーロン著 冨田香里訳 ソフトバンク文庫)
- 『敏感すぎてすぐ「恋」に動揺してしまうあなたへ。』(エレイン・N・アーロン著 冨田香里訳 講談社)
- 『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン著 1万年堂出版)
アーロン博士のホームページ:https://hsperson.com/
アーロン博士のホームページ日本語版:http://hspjk.life.coocan.jp/